コラム|一般社団法人 日本婚活ダイエット協会
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2023.09.19 UP

婚活での複数交際は何人まで?

婚活での複数交際は何人まで?
  • 婚活中に同時進行で複数の異性と交際するのはOKなの?
  • 婚活の同時進行において適切な人数は何人?
  • 同時進行が効率的な婚活につながる理由は?
  • 同時進行でのデメリットはあるの?
  • 同時進行を終えるべきタイミングはいつ?
  • 正式な交際が始まったら、他の異性とどうお別れすべき?

こんにちは!一般社団法人日本婚活ダイエット協会理事の小澤愛美です。
今回はこのような質問にお答えしていきます!

婚活中に複数の異性に関心を持つことは、決して珍しい現象ではありません。
それは、結婚相手候補が複数存在しているということを意味し、その結果として何人もの人と会うことやLINE、メール交換をすることになります。

一方で、一般的なデートでは複数の人と同時に交際をすることは浮気と見なされることが多いです。では、婚活中の人たちはどのように複数の異性と交際しているのでしょうか?

この記事では、婚活の同時進行が許容されるか、同時進行に適した人数、同時進行をやめるタイミング、そして最終的に一人に絞った後、他の人にどのように断るべきかについて詳細に説明します。

婚活中の方や、これから婚活を始める予定の方は、ぜひ参考にしてください。

婚活中の同時進行はアリ?

婚活中にはさまざまな異性と出会います。「あの人も魅力的」「この人も素晴らしい」と悩むことが多いでしょう。会員様もよく悩んでしまい、なかなか一人に絞ることができません。婚活中、同時進行についてはどう考えるべきなのでしょうか?

婚活の同時進行「仮交際」は浮気ではない

婚活をしている人たちにとって、複数の異性と同時進行することは普通のことです。多くの結婚相談所では、「仮交際」という言葉でこの期間を指します。婚活イベントやプチお見合いを開催している会社はこの言葉を使わないので、「仮交際」という言葉を知らない人も意外と多いかもしれません。

仮交際期間は、まだ正式な恋人同士になっていないため、相手をじっくり見極める期間です。相手もあなたのことを見極めており、他の人とも仮交際をしているでしょう。婚活ならではの「仮交際」期間中は、浮気には該当しません。気になる人が複数いる場合、積極的に仮交際に取り組んでみましょう。

同時進行で婚活失敗のリスクを軽減

婚活を継続している方はよくご存知でしょうが、婚活には失敗がつきものです。デートを重ねたり、一緒に食事をしても、突然連絡が途絶えることはよくあることです。あなたにも選択権があるように、相手にも選択権があります。もし選ばれなかった場合、それは婚活の失敗となります。

一人の異性としか交際していない場合、婚活失敗のリスクが高くなります。相手から振られたり、自分から振ったりした場合、いずれにせよ婚活を再開しなければなりません。しばらく交際中の人がいない状態で過ごし、やっと婚活イベントに参加し、再び相手を見つけなければならないのです。

この間、適切な相手が見つからなければ、無駄な時間がさらに長く続くことになります。一人にだけ時間をかけることは、非常にリスクが高いのです。

しかし、同時進行であれば、「仮交際中の人が最低1人はいる」という状態になるため、他の婚活イベントに参加しながら仮交際中の異性と関係を深めることが可能です。つまり、婚活は同時進行で効率的に進めることができます。

妊娠・出産を考慮して同時進行でスピードアップ!

女性は、男性よりも結婚を急ぐ理由があります。それは、妊娠・出産の問題です。

年齢が上がるほど妊娠・出産のリスクが増えるため、女性はできるだけ早く、効率的に婚活を進めなければなりません。特に30代や40代のアラサーやアラフォー世代の方にとっては、スピードが重要です。

先述した通り、婚活は同時進行で効率を上げることができます。常に仮交際している相手が複数人いる場合、一人がうまくいかなくても、もう一人と仮交際を続けることができます。そのため、無駄な時間が減らせます。

妊娠・出産を考慮している方にとっては、同時進行で婚活を進めることが非常に重要です。

同時進行で婚活の経験値を向上させる

複数の異性との仮交際を経験することで、婚活の経験値を格段に向上させることができると感じています。
以前担当したお客様は、男性との交際経験が少ない中で婚活をスタートしました。初めてのお見合いや合コンでは、彼女はどうしても自分のことをたくさん話してしまい、その結果、男性たちから避けられることもしばしば。

彼女は自分をアピールするために、趣味や好きなこと、嫌いなことなどを積極的に話していましたが、その中には男性から見ると「ちょっと待って、これはちょっと…」という要素もあったようです。

何度かの経験を重ねるうちに、彼女はその反応を学び、必要最低限の情報だけを伝えるように変わっていきました。そして、その変化が彼女の婚活にプラスとなり、ようやく仮交際のステップに進むことができました。

複数回のお見合いパーティーや合コンを経て、彼女は複数の男性と同時に仮交際する機会も増えてきました。その結果、どんなLINEが喜ばれるのか、どんな服装が評価されるのかなど、婚活におけるコミュニケーションのスキルが急速に上がっていったのです。

彼女の経験から学ぶことは、婚活においても経験が非常に大切であり、複数の異性との仮交際を重ねることで、そのスキルの習得が一気に進むということです。

複数の相手との同時交際の適切な人数

仮交際で複数の相手と同時に交際することには多くの利点があります。ただし、「どのくらいの人数が理想的か?」という疑問が浮かぶかもしれません。ここでは、同時交際に適した人数をご紹介します。

お勧めの人数は2~3人

同時交際に最も適した人数は、2~3人です。特に、同時交際が初めての方には、2人がお勧めです。2~3人なら、LINEやメールのやり取りがあまり苦にならず、誰と何を話したのかを覚えておけるので、深い話もしやすくなります。

また、デートのスケジュールが立てやすいのも利点です。平日の夜にAさんとデートし、週末にBさんとデートするといったスケジュールで、無理なく婚活を進められます。「2人では選択肢が少ない」と感じる場合は、3人でも大丈夫です。仮交際相手が3人だと、振られたときのリスクも減り、理想の相手に出会える確率も高まります。

4人以上との同時交際はデメリットが増える

「4人以上と同時交際すれば、さらに利点が大きくなるのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、実際には逆で、人数が増えすぎるとデメリットが多くなります。

まず、4人以上だと、スケジュール管理が大変になります。自分と相手の都合の合う日はそれほど多くないでしょう。休日が土日だけだと、デートが週末に集中してしまい、スケジュールが立てられなくなります。また、平日の夜にデート、週末もすべてデートという生活だと、休息が取れず、体調を崩すリスクが高まります。

さらに、相手のプロフィールを覚え切れなくなるというデメリットもあります。名前、誕生日、職業、趣味、年収などを覚えておく必要がありますが、デート中にメモを見るわけにはいきません。スマホを見ながらごまかすことも、相手に不快感を与えるためおすすめできません。

最も困難なのは、誰とどのような会話をしたかを正確に覚えておけないことです。

2~3人なら、「Aさんとは前回こういう話をした」「Bさんにはこれまで自分のことを話した」「Cさんからはこんなことを教わった」という具合に記憶が可能です。しかし、DさんやEさんが加わると、その記憶は難しくなります。

お客様の失敗談を一つ思い出します。
一緒に出かけた際に「前回のデートでこんな話をしましたね」と軽く話題を振ったところ、相手から「そんな話、した覚えがないです」と言われてしまったそうです。その一言で、相手の様子が一変し、その日のデートの雰囲気は最悪となりました。その後の関係もうまくいかず、残念ながら婚活の進展につながらなかったのです。

同時進行に対する罪悪感は?

婚活において同時進行は一般的な方法ですが、それでも罪悪感を感じる人がいることも事実です。では、婚活中の人たちは実際にどのように感じているのでしょうか?

真面目な性格の人は罪悪感を感じることが多い

自分は真面目だと思われる性格だと言われることがあります。婚活を始めた当初、「同時進行なんて、ちょっと後ろめたい」と感じていました。恋愛といえば、一対一の関係でなければダメだと考えており、同時進行は浮気に近いと感じてしまい、誠意が欠けているように思えました。

私の知り合いも婚活をしていました。一人の友人は私と似た真面目な性格で、同時進行に抵抗があり、いつも一人の異性とだけデートしていました。しかし、婚活はすぐに結婚に至らず、繰り返し別れては新しい相手を探すことになります。結果としてアラサーからアラフォーになり、まだ良い結婚相手を見つけられずにいます。

一方、もう一人の友人は、仮交際の考え方を理解し、豊富な交際経験がある人でした。彼女は、婚活を始める前から同時進行で異性と関わっており、結果として2年で結婚相手を見つけることができました。もし同時進行をしていなかったら、それ以上の時間がかかっていたかもしれません。

婚活では同時進行を受け入れることが重要

真面目な性格の人は、相手に誠意を示したいと感じることが多いです。しかし、婚活においては、そんなことばかり考えていられません。積極的に同時進行しなければ、結婚相手は見つからないと言っても過言ではありません。

理想の相手を見つけるためには、多くの人と出会うことが大切です。そして、複数の異性と関わりながら、自分に最適な相手を選ぶことが求められます。

相手も同様に、多くの異性と仮交際をしています。だから、「婚活では同時進行が必要!」と割り切ることが最善の方法だと言えるでしょう。

婚活を就活と同じように捉える

どうしても罪悪感が払拭できないと感じる方は、就活の経験を振り返ってみてください。
A社に履歴書を送り、B社に面接に行き、その間にC社から内定をもらう……。
Aさんにメールを送り、Bさんとデートをし、Cさんから「あなたと今後もお付き合いしたい」という連絡をもらう!
婚活は、就活に非常に似ていると感じませんか?

就活をする際に、一社だけを受ける人はほとんどいません。それは、コネがある場合や許嫁がいる場合などの特別な状況を除いて、多くの人が複数の会社を受け、自分に合った会社を見つけるものです。婚活もまったく同じであり、大勢の異性と出会い、自分に合った相手を見つけることが求められます。

このような視点で考えることで、罪悪感が薄れることがあるかもしれません。婚活においては、同時進行が一般的な方法であることを受け入れ、自分にとって最適な相手を見つけることが重要です。

同時進行はいつ終わらせるべき?

婚活では同時進行が必要ですが、ずっと続けるわけにはいきません。いずれ誰か1人に絞らなければなりません。
それでは、いつ同時進行を終えるべきなのでしょうか?

答えは明確です。「正式な交際に発展した時点で同時進行をやめる」ことが最適です。正式に交際が始まると、「仮交際」から「交際」に移行し、通常のカップルと同じように扱われます。この段階で他の人と交際を続けると、浮気とみなされかねません。

「正式な交際が始まっても、他の人をキープしたい」と考える人もいるかもしれませんが、欲張ると悪い結果につながります。浮気が発覚するとトラブルのもとになるため、正式な交際が始まったら他の異性とは別れましょう。

他の異性にどのように断るべきか?

同時進行の婚活で最終的に本命の人に出会うと、他の仮交際中の人にどう断るか悩むことがあります。

しかし、悩む必要はありません。事実をそのまま伝えるだけです。
伝える方法は、メールやLINEでも構いませんが、電話では相手が驚いて質問攻めになる可能性があるので、文章で伝えることをおすすめします。

必ず伝えるべきポイントは、「正式な交際相手が決まったこと」「今後連絡が取れなくなること」「これまでのデートなどへの感謝」です。適当な文章では相手に不快感を与えるため、丁寧に状況を説明し、感謝の言葉を忘れずに書きましょう。

まとめ

婚活における同時進行は、「仮交際」であり、浮気ではありません。同時進行によって、効率的に婚活を進めることができます。ただし、同時進行の人数が多すぎるとデメリットも増えるので、同時進行相手は3人程度に抑えることが望ましいです。

正式な交際が始まったら、他の相手には丁寧に事情を説明し、しっかりと別れを告げましょう。
同時進行で婚活を行うことは悪いことではなく、多くの人が実践しています。後ろめたさを感じる必要はありません。

特に女性はスピードが重要なため、効率を上げて婚活を進めることが大切です。

婚活において同時進行は、適切に対応すれば、有効な手段となります。同時進行を終えるタイミングや、他の相手にどのように断るべきかを考慮し、効果的に婚活を進めていくことが大切です。同時進行を適切に活用し、理想の相手との出会いを手に入れましょう。

代表理事 小澤幸治

監修小澤 幸治

一般社団法人 日本婚活ダイエット協会 代表理事

仲人士・元結婚相談所カウンセラー
著書『ラクやせおにぎり(あさ出版)』『おむすびダイエット(自由国民社)』
全国15店舗展開中ダイエットプログラムBOXPRIME代表
元プロボクシング日本ランカー