2023.07.06 UP
あなたのお相手大丈夫?結婚詐欺の方法と被害に遭わないための対策
- 結婚詐欺師に遭わないためにはどんな対策をすればいいですか?
- 女性が結婚詐欺師に騙される可能性のある特徴は何ですか?
- 男性が結婚詐欺師に騙される可能性のある特徴は何ですか?
- 結婚詐欺師がどのように被害者を選ぶのですか
- 女性の結婚詐欺師の特徴はどんなものですか?
- 男性の結婚詐欺師の特徴はどんなものですか?
- 結婚詐欺師に騙されたときの対処法は何ですか?
こんにちは!一般社団法人日本婚活ダイエット協会代表理事の小澤幸治です。
今回はこちらの質問にお答えしていきます!
結婚活動中は、ほとんどの場合初対面の相手と出会いますよね。相手をまったく知らない状態から信頼を築くのは困難ですが、関係が深まれば結婚という目標がすぐそこにあります。
しかし、初対面の相手だからこそ注意が必要です。相手があなたの財産を狙う詐欺師である可能性もあります。
「この人は結婚詐欺師かも?」と不安になる人や、「相手の態度が変だ」と感じる人も少なくないでしょう。
今回は、結婚詐欺師の一般的な方法や特徴、被害に遭いやすい人の特徴を男女別に詳しく解説します。
さらに、結婚詐欺師に騙されない対策や被害に遭った際の対処法も紹介します。
結婚詐欺に遭わないために、この記事をしっかり読んでから活動に取り組みましょう。
①男性結婚詐欺の手口
メディアで取り上げられることが多いため、結婚詐欺師と聞くとまず男性を思い浮かべる人が多いでしょう。男性の結婚詐欺師がどのような方法で女性を騙すのか、以下で説明します。
①-1.結婚サイトやパーティーに参加する
男性の結婚詐欺師は、結婚サイトに登録したり、結婚パーティーに参加したりします。結婚相談所ではほとんどが本人確認が必要ですが、結婚サイトやマッチングアプリ、結婚パーティーでは本人確認が不要なことが多いためです。
プロフィールを偽りやすい結婚活動の場では、詐欺師にとって好都合です。
富裕層が集まる医師限定の結婚パーティーには、多くの女性が参加します。また、素敵な男性を見つけたいという意欲も強い特徴があります。
そんな女性たちを狙って、医師でない詐欺師が医師限定の結婚パーティーに潜入する可能性は完全には否定できません。
①-2.デートを繰り返して親密になる
結婚活動で出会い、デートを重ねることは、どんな男性でも同じです。しかし詐欺師と普通の男性の違いは、ターゲットにした女性を絶対に手放さないという点です。
普通の男性なら、デート中にお別れのメールを送ることもありますが、男性の結婚詐欺師は、お金を得る目的で近づいているため、相性が悪いと感じても別れることを考えません。
女性の気を引いて親密になり、場合によっては肉体関係にまで進むことがあります。そこまで親密になると、詐欺師の計画はほぼ完了していると言えます。
①-3.結婚の話を持ち出す
結婚活動中の女性、特に30代や40代の女性は、早く結婚したいと願っていることが多いです。その弱みを利用して、詐欺師は「君と結婚したい」と言い出すことがあります。
単なる交際から結婚の話が進むと、女性の心は詐欺師のものになります。
①-4.お金を要求する
女性に結婚を確信させたところで、詐欺師はお金の要求を始めます。
お金を得るための口実としては、「親が病気でお金が必要だ」「実は借金があるので、返済してから結婚したい」「仕事で失敗して、すぐに資金を調達しなければならない」などが一般的です。
結婚式場を見学し、「式の費用を振り込んでほしい」と言ってお金をだまし取る詐欺師もいます。
女性は結婚のことで頭がいっぱいで、現実を冷静に見ることができなくなります。愛する男性のためにと、どんどんお金を貸してしまいます。そして気づいたころには、男性との連絡が途切れていることがほとんどです。
②女性結婚詐欺師の手口
報道される機会は少ないものの、女性による結婚詐欺も存在します。彼女たちはどのような方法で男性を騙すのでしょうか。基本的には男性結婚詐欺師と同じ手口を使いますが、女性特有の方法もあります。
②-1.早期に弱みを見せ、親密感をつくる
多くの男性は女性から頼られることを好みます。「頼りない男!」と言われるより、「あなたは頼りがいがある」と言われる方がうれしいですよね。
女性結婚詐欺師は、自分の弱みを打ち明け、男性に助けを求めるような態度をとります。「仕事が上手くいかないので、話を聞いてほしい」と言われ、相槌を打っているうちに、「あなたになら何でも話せる」と言われることがあります。
まだ知り合って間もない女性でも、こんなことを言われたら、男性は悪い気はしません。女性結婚詐欺師は、この方法で男性との距離を急速に縮めます。
②-2.資金難をアピールする
一般的に、女性は男性よりも非正規雇用で働くことが多く、収入が少ないとされています。そのため、「今月はお金がなくて…」や「お給料がなかなか上がらなくて」といった資金難をアピールします。
非正規雇用の多くが女性であることは広く知られているため、男性はそれを嘘だとは思わず信じてしまうことがあります。
②-3.洋服やアクセサリーをほのめかす
女性はショッピングが好きで、デート時にショッピングを楽しむことが多いです。
その際に、「この服がかわいいけど、今月はお金がなくて…」や「この指輪が欲しいんだけど、私のお給料じゃ手が出なくて」と、自分の弱みをほのめかします。
このような状況で、多くの男性は良いところを見せたいと思い、「これくらい買ってあげるよ」と言ってしまうことがあるでしょう。女性結婚詐欺師は男性の心理を利用し、自分に貢がせることを狙っています。
②-4.感情を操る
女性結婚詐欺師は、男性の感情を巧みに操ります。愛情を示すことで男性の心をつかみ、次第に依存させることを目指します。男性が女性結婚詐欺師に心を許してしまったとき、詐欺師はさらに要求をエスカレートさせることがあります。
②-5.結婚を匂わせる
女性結婚詐欺師は、結婚をちらつかせることで男性を騙すこともあります。結婚を前提にした真剣な交際を求める男性にとって、この手口は非常に効果的です。しかし、実際には結婚の意志がなく、男性から得た利益を目的にしていることが多いです。
③男性結婚詐欺師の典型的な特徴
男性結婚詐欺師が持つ特徴を確認しましょう。あなたが交際中の方は大丈夫でしょうか?
③-1.「裕福」や「貧しい」アピールを避ける
「私は年収2,000万円もある富裕層だ」と誇示する男性は一部の女性には魅力的かもしれませんが、多くの女性は警戒して近寄らないことでしょう。そのため、詐欺師は年収を過剰にアピールしない傾向があります。
年収200万円や300万円では、女性にとって魅力がないため、そのような貧しいアピールは避けるでしょう。しかし、年収600万円や700万円は現実的であり、現代社会では高収入に位置するとされています。
「私は年収600万円で、おしゃれな服を着て、少し豊かな生活を送っている」といったアピールが、男性結婚詐欺師の特徴です。
③-2.理想的な「優しい性格の男性」を演じる
男性結婚詐欺師は、女性に好印象を持たれるため、「素晴らしい男性」を完璧に演じます。女性に対する優しさはもちろんのこと、物腰も柔らかく、どの女性にも魅力的に映ります。
③-3.女性の話に共感し、否定しない
女性は無意識に相手に共感を求めることが多いとされています。男性結婚詐欺師は、女性の心理を理解しており、聞き上手で女性の話に肯定的に対応します。
「あなたの意見に同意する」と優しく言われると、女性はその男性に惹かれることでしょう。
③-4.清潔感を保つ
男性が魅力的かどうかは、顔立ちだけで決まるものではありません。最も重要なのは清潔感です。これがあれば、女性から嫌われることはほとんどありません。
どんなに顔立ちが整っていても、無精ひげや脂ぎった肌、体臭があると不快です。逆に、顔立ちがそれほど整っていなくても、髭をきちんと剃り、肌を清潔に保ち、体臭へのケアも行っている男性は、清潔感があり素敵だと感じられます。
③-5.ファッションに気を使う
清潔感があっても、オタク風のファッションは魅力を感じられず、モテません。男性結婚詐欺師はファッションにも注意を払っており、派手すぎず地味すぎない、シンプルでトレンドを意識した服装が多いです。
③-6.プロフィールが虚偽に満ちている
結婚詐欺師は、詐欺が露見したときにすぐに逃げ切れるよう、女性に伝えるプロフィールが、名前から勤務先まですべて偽りであることが珍しくありません。
電話番号やメールアドレスは本物であっても、着信拒否されると連絡が取れなくなります。また、男性の自宅に行ったことがなければ、住所も架空のものである可能性が高いです。
④女性結婚詐欺師の特徴
女性結婚詐欺師の典型的な特徴について見ていきましょう。
④-1.驚くほど美人ではない
意外なことに、結婚詐欺を働く女性は、圧倒的な美貌の持ち主ではないことが多いです。美人であれば男性を引き寄せやすいと思われがちですが、あまりに美人すぎると罠であるかのように感じ、美人好きな男性でさえ警戒心を持つことがあるからです。
女性結婚詐欺師に多いのは、「平凡以下の容姿」です。愛想が良くて可愛らしいタイプの女性は普通に人気がありますし、顔立ちが美しいとは言えなくても、献身的に世話を焼いてくれる女性は愛されることがあります。「どこにでもいるような普通の女性」は、警戒されにくく、男性を騙しやすいのです。
④-2.家事が上手
多くの男性は、女性に家事をこなしてほしいと願っています。家事ができる女性とできない女性のうち、前者の方が好印象を持たれることが確実です。
そこそこの容姿の女性であっても、勤勉に毎日洗濯や掃除をして、お弁当を作り、休日には手作りの夕食を提供し、食後にはお茶も用意し、気遣いも忘れない。
詐欺を働こうとする女性ほど、男性に好かれるために一生懸命であり、家事も完璧であることが多いです。
④-3.秘密が多い
男性の家で頻繁に家事を手伝うものの、自分の家には招かない。仕事のことを尋ねても、詳細まで教えてくれない。
結婚を考える交際をしているはずなのに、秘密が多すぎる女性は、自分のプロフィールを偽っている可能性が高いです。
⑤結婚詐欺師に狙われやすい男性の特徴
女性の結婚詐欺師は、金銭を巧みに搾り取れるターゲットを探しています。どんな男性が狙われやすいのでしょうか。
⑤-1.アラフォーの男性
女性の結婚詐欺師は、30代後半以降のアラフォー世代をターゲットにすることが多いです。それは、若い男性は給与がまだ低く、詐欺を働いても利益があまり得られないためです。
30代後半になると、昇進の早い人は給与がどんどん上がります。40代になれば、会社の役員になっている人もいるでしょう。そういった男性はお金持ちであり、また結婚を急ぎたいと焦っているため、うってつけの標的となるのです。
⑤-2.恋愛経験が乏しい男性
恋愛経験が豊富で女性慣れしている男性は、女性を振りやすい傾向があります。モテる特徴を持った人ほど、「女性には困っていない」という状況であり、詐欺を働く前に詐欺師の女性が振られる可能性が高いです。
しかし、恋愛経験が少なく、女性にモテないタイプの男性は、詐欺師の女性が優しく接するだけで「自分は彼女に好かれている」と勘違いしやすく、コントロールも容易になります。
そのため、イケメンでモテそうな男性よりも、あまりモテない地味な男性がターゲットにされることが多いです。
⑤-3.気が弱い男性
気が弱い男性は、女性に言われるままにお金を支払ってしまうことが多いです。「この女性は何かおかしい」と感じても、気が弱いためそのようなことは口に出せません。その結果、関係が続いてしまうことになります。
⑥結婚詐欺師にだまされやすい女性の特徴
結婚詐欺の犠牲者は、女性が圧倒的に多いです。どのような特徴を持つ女性がだまされやすいのか、見ていきましょう。
⑥-1.アラフォー女性
男性と同様に、最も被害にあいやすいのはアラフォー女性です。結婚に焦りを感じている女性が多いため、男性に対して熱心になりがちです。
「この男性を逃すと、次のチャンスがない」と焦ってしまうため、男性の言いなりになってしまうことがあります。
⑥-2.自尊心の高い女性
自尊心の高い女性は、「自分は賢いから結婚詐欺にはかかるはずがない」と自信を持っています。しかし、実際には、どんな女性でも結婚詐欺師の標的になる可能性があります。
自尊心の高い女性は、男性の詐欺師にだまされてお金を渡してしまっても、「私はそんな失敗をするはずがない」と自分を信じたいがために、現実を直視できなくなります。しかし、実際には被害に遭っているのです。
⑥-3.資産家の女性
一般的に、女性の年収は男性よりも低いことが多いです。資産のない女性をターゲットにしても、得られる利益が少ないため、詐欺師には魅力がありません。
そのため、資産家の女性が狙われることがあります。自身が実業家であったり、大企業に勤めていたりするケースもあれば、親が裕福であることも一因です。資産家の女性は注意が必要です。
⑦結婚詐欺師にだまされないための3つの対策
結婚詐欺師は、どこにでも潜んでいる可能性があります。きちんと対策を立てて、被害に遭わないようにしましょう。
⑦-1.相手の身分証明書を確認する
結婚詐欺師は、本名や住所などのプロフィールを偽ることが多いです。相手にプロフィールを尋ねても真実は教えてくれませんので、相手が不在の際にこっそり身分証明書(保険証や運転免許証)を確認しましょう。嘘が見つかったら、速やかに関係を終わらせることが大切です。
⑦-2.お金は絶対に貸さない
まだ婚姻届を提出していない相手に、お金を貸すことは避けましょう。結婚の意志があるように見せかけていても、実際に結婚するかどうかは不確かです。
結婚が近いと舞い上がってしまいがちですが、「結婚式の費用を振り込むから」と言われたら、一度冷静になりましょう。婚姻届提出前は、どんな理由があっても、大金を貸すべきではありません。
⑦-3.借用書を用意する
どうしてもお金を貸してほしいと言われた場合は、借用書を作成しましょう。借用書は、お金の貸し借りを証明する文書で、誰でも作成できます。書式はインターネットで簡単に見つかります。
「借用書を作ろう」と提案した時、「私を信用していないの?」や、「怖い顔をしている」と話題をそらそうとする場合は、詐欺を働こうとしている可能性があります。詐欺師は話術が巧みなので、論点をずらして借用書の話題から逸らそうとするでしょうが、「借用書を作成する」という主張を貫きましょう。
借用書があれば、法的な返済義務が生じるため、少しは安心できます。どうしても借用書を作成してもらえない場合は、詐欺師である可能性が高いので、関係を終わらせることを検討しましょう。
⑧もし結婚詐欺師にだまされてしまったら
どれだけ注意していても、詐欺に遭うことはあります。だまされたことに気づいた後の対処法を紹介します。
⑧-1.警察に相談する
結婚活詐欺に遭遇した場合、まず警察に連絡しましょう。お金を返してもらうためや、慰謝料を請求するためには、詐欺師の居場所を特定する必要があります。警察が必ず詐欺師を見つけてくれるわけではありませんが、被害届を提出することが重要です。
⑧-2.弁護士に相談してお金を返してもらう
次に、詐欺師からお金を取り戻しましょう。インターネットで検索すれば、結婚詐欺に対処する弁護士事務所が見つかります。
この際、借用書があると有利です。また、会話の録音やメールのやり取りのスクリーンショット、振り込み証明書などの証拠を用意しておくことが大切です。
⑧-3.弁護士に相談して慰謝料を請求する
慰謝料を請求するには、詐欺罪や事実婚、婚約破棄の不当性などを証明する必要があります。これらは素人には難しいため、弁護士に相談しましょう。
⑨.まとめ
誰もが婚活中の相手が詐欺師であることを望みませんが、「この人は詐欺師かも?」と疑う瞬間は誰にでもあります。詐欺師は自分が詐欺師であることがバレないように振る舞うため、見破るのは困難です。
しかし、この記事で紹介した3つの対策を実行すれば、相手が詐欺師かどうかを見極めることが不可能ではありません。怪しいと感じたら、まずはこれらの方法を試してみてください。
この記事を読んで不安になったり、詐欺師と出会いたくない場合は、結婚相談所での婚活をお勧めします。
もちろん結婚相談所でも100%詐欺師を防ぐことはできませんが、婚活パーティーや出会い系アプリでの出会いよりは安全性が格段に高まるため、不安な方や、この記事で紹介された被害者の条件に該当すると感じる方は、結婚相談所での婚活をお勧めします。
監修小澤 幸治
一般社団法人 日本婚活ダイエット協会 代表理事
仲人士・元結婚相談所カウンセラー
著書『ラクやせおにぎり(あさ出版)』『おむすびダイエット(自由国民社)』
全国15店舗展開中ダイエットプログラムBOXPRIME代表
元プロボクシング日本ランカー
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